石井美千子 略歴
1953年
福井県福井市に生まれる。誕生と同時に母を亡くす。
1971年
学習研究社入社。女性雑誌編集に携わる。
1973年
東京デザイン専門学校に入学
1975年
卒業後、デザイン会社に勤務
1977年
結婚。長男を出産と同時に夫の祖母の24時間介護生活が始まる。
1983年
長女誕生と同時に義祖母逝去。生と死のリンクを実感すると同時にこの時期結核を発病。生後間もない長女をおいて、闘病を余儀なくされる。病床から4歳の長男に120通のラブレターを出す。
1987年
この頃より桐塑人形作りの基礎勉強を始める。自分の子供たちのために人形による童話の世界を創作したいと取り組む。 創作のテーマを自分の子供時代と設定し、団塊の世代といわれる人たちへ また生きていく自分に対するエールとして「昭和のこどもたち」を掲げた。
1993年
東京・中野 嫁菜の花美術館にて初の個展。「昭和のこどもたち」100体を発表。
1995年
阪神百貨店主催「昭和のこどもたち」展開催。 この展覧会がきっかけとなり、要請が全国規模のものになっていく。
2000年
江戸東京博物館にて、東京2000年祭共催事業「昭和のこどもたち」展開催。同博物館において初めての現存作家による展覧会となる。その後も全国各地で48タイトル214体による「昭和のこどもたち」展を開催。 現在の昭和30年代ブームのきっかけともなる。
2005年
福井市政策企画室の依頼により幕末の歌人、橘曙覧(たちばなのあけみ)が詠んだ「独楽吟」短歌3首のテーマの情景を再現した "独楽吟(どくらくぎん)人形" を制作。
2007年
内閣府後援「昭和の日」制定記念事業「昭和のこどもたち」展を八王子市の主催で開催
2007年
岩谷産業「岩谷直治記念執務室」の依頼により、同社創業者・「岩谷直治の世界」「エネルギーを追い求めて」「プロパンガスの伝道師」を制作、4月完成。
2007年
福井県大野市の依頼で「昭和のこどもたち」特別オリジナル写真パネルを制作。52作品を大野市の社会教育・福祉目的を主意とした巡回展示のために納品。
2011年
3月11日東日本大震災。直後の広域に渡る津波は東北沿岸都市を壊滅的に損壊鎮魂「海の人」制作着手。
2016年
9月。【昭和のこどもたち】第1部【ふるさと】につづく第2部【海の人】完成。

2016年現在、「昭和のこどもたち」の展示人形は64タイトル332体を数える。 全国100ヶ所以上で展覧会を開催し、観客動員数は150万人に上る。
株式会社アトリエみちこ主宰

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