昭和のこどもたちからの提案

昭和のこどもたちとその時代 提案 昭和博 自然(生命)と伝統を胸に、未来を開け 私たちの再生と活性のために

株式会社アトリエみちこ

「昭和30年代」に人の幸福を探して

20世紀半ば過ぎの日本。戦後の混乱もおさまり、多くの人々が明日に向かう自由な空気の中物質的な貧しさを補うかのように人間同士の絆を強くして生きていた時代がありました。
後にその頃のことを人は【人間の時代】と呼ぶようになります。
それはまた、戦後大挙して生まれた赤ん坊たちが、忙しく働く大人たちを尻目に圧倒的多数の集団となって、きらきらと表情豊かに多様なこども文化を創造していたこども史上たぐい稀な幸せな時代でもありました。
後に彼らは団塊の世代と呼ばれるようになります。
季節が定刻どおりに暑さ寒さをきびしいものとしていたことも、人力や畜力を中心に人々の日常の生活が営まれていたことも、今となっては隔世の感がありますが、確かに現在あるわたしたちの精神的健康を担保してくれる原点がその時代にあります。
時の流れは速く、21世紀が深まりつつあります。
急速なモータリーゼーションの進歩、あくなき経済成長、情報のグローバル化、少子高齢社会、果ては電脳時代の到来。
たった一世代で見届けるにはあまりに急激な根本変動の中で私たちはどう成長したか。
何を見失い何を得たか。そしてどこに向かおうとしているのか。
普遍とは何か。
64年続いた【昭和】は日本人の自然(生命)観と伝統を根こそぎ揺らした有史上稀なる歴史の大転換期でもありました。
平和日本の主役となった団塊世代のアイデンティティーはこの先どのような未来社会をこれからの子供たちに預けるのでしょう。
自らの子供時代にその答えを探してみませんか。

原点回帰

昭和のこどもたちとその時代
昭和博
計画概要
背景と目的
21世紀は民族の世紀・地球環境の世紀といわれます。
日本においては東日本大震災という千年に一度と言われる事前災害を経験し、その後も少子高齢社会が深まる中、様々な課題が顕在化しています。
出生数が最低まで落ち込んだ2016年、将来を見据えたそれぞれの地域社会の歴史文化の再確認と再構築、アイデンティティーの確立、資源と資本の循環が求められています。
本企画はそれらを促す種火となることを目的とします。
計画内容
・暮らしと自然 ・年中行事 ・人生儀礼 ・働く ・安寧
・技/工夫/知恵 ・こどもたち
誕生▶成長▶生殖▶加齢▶死といった【人の一生】を前提に、誰にでも分かりやすく上記のパートで昭和30年代の日本に時間軸を合わせて「昭和博」を構成する。
そしてそれぞれのパートに魂を感じる立体造形物としての「昭和のこどもたち」の人形を配置することによって、ハード、ソフト両面で相対的に、人間の時代として記憶される「昭和30年代」の日本人の記憶を想起、保持する。
時間・場所
時間:1次目標を2020年   2次目標を2025年
場所;市・町・村・その他自治代の歴史博物館、 大型レジャー施設・文化施設
郷土資料館などミュージアム施設等 再開発地その他
体験者に期待される効果
・人生や暮らしに対する価値観の意識改革
・生涯学習への期待
・アイデンティティーの確認
・世代・性別を超えたコミュニケーションの促進
・次世代へ引き継ぐモノ・コトの再発見
・STOP認知症
昭和のこどもたちとその時代
昭和博
昭和博を構成する要素
暮らしと自然
年中行事
人生儀礼
働く
安寧
技・工夫・知恵
こどもたち
パターン1
昭和のこどもたち人形と各自治体
企業法人が有する文化財や郷土
歴史博物館資料とのコラボレーション
パターン2
ジオラマを背景とした人形展示と
昭和30年代当時の関連写真

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